
突然ですが、みなさんは演奏するときどんなことを考えていますか?
1人で練習しているとき、レッスンで演奏するとき、本番等で人前で披露するときで異なるのではないでしょうか。
シチュエーションが変わると緊張したりでいつもと違うことを考えてしまったり…なんてことはありませんか?
今回はそんな演奏者の頭の中がどうなっているのかを、講師でもあり演奏者でもある私の頭の中をお伝えしていきます!
この記事でわかること
練習中に考えていること |
レッスン中に考えていること |
本番中に考えていること |
練習中に考えていること

練習は、基本的に一人でおこなうことが多いため、比較的リラックスした状態で進めることができるのではないでしょうか?
私もそうです!
そのため、考えがブレることはあまりありません。
できないことできるようにするためにおこなうことが練習なので、練習中は音を間違えないように、曲のシチュエーションに合った音色やニュアンスを出すことに注意しながら繰り返し同じ箇所を演奏することが多く、そんな中で考えることは
・練習中に考えていること
・レッスン中に考えていること
・本番中に考えていること
という流れの無限ループです。
リラックスした状態で自分の音に向き合うことができるため、案外側から見るとリラックスしているようには見えないかもしれませんね(笑)
また、集中力が切れるとそういったことを考えていたはずなのに全く違うことを考え出していることもあります。
集中力についてのお話はまたの機会に…!
レッスン中に考えていること

レッスンは練習の成果を先生に見せる機会として、練習のときより緊張感がありますよね。
そういったとき、練習で考えていたこと以外のことも考えてしまうかもしれません。
私の場合、はじめの頃は「間違えないように演奏しないと」という考えが大部分を占めていました。
ところが、私が習ってきた先生たちは間違えること自体に怒ったりすることはなく、私が間違えることよりも、どんなことを考えて練習してきたかを知ろうとしてくれていました。(もちろん練習を怠った状態でレッスンに行ったときは怒られました…笑)
そのため次第に私の考えは「どうやったら伝わりやすく演奏できるかな」というものに変わっていきました。
本番中に考えていること

どんなに練習を重ねても、どんなにレッスンで先生に褒められても、本番は緊張しますよね…。
多くの方は「音を間違えたり演奏が止まったりしないように」と思いながら演奏を披露するのではないでしょうか?
私もそうですし、それは今でも思っています。
本番中の失敗なんて数え切れないほどあり、特に子供の頃は間違える度に先生や親の顔を見てしまい、余計に緊張が加速したこともありました。
(緊張についてのお話はまた別の機会に…!)
ただ、本番の回数を重ねることにより舞台慣れをしていったため、その考えよりももっと別の考えが浮かぶようになりました。
練習やレッスンでは、苦労したこともたくさんありましたが、乗り越えた分その曲の良さや楽しさも見つけてこれたため、「曲の楽しさをお客さんと共有したい」と考えるようになり、本番中にお客さんの目を見る機会も増えました。
いかがでしたか?
今回は演奏家がそれぞれのシチュエーションで考えていることを簡単に紹介させていただきましたが、きっと同じ考えを持っている方もそうでない方もいるかもしれません。
どれが正解というわけでもありませんが、まずは自分なりの考えを持つことを是非取り入れてみてください♪
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