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【フルート】吹いているとだんだん音が出しづらくなってくる…その原因、楽器が下がっているからかも

  • 執筆者の写真: フルート教室 黒田
    フルート教室 黒田
  • 5月5日
  • 読了時間: 3分

黒田静葉

初心者の方もフルート演奏に慣れている方も、フルート演奏をしているとだんだん音程が下がってきたり、詰まったような音に変わってきたりと、音が出しづらくなった経験があるのではないでしょうか?


その原因、もしかすると構えたときと歌口の位置がずれてしまっているからかもしれません!


もちろん体に力が入っているなど他にも原因があることはありますが、今回はそんな歌口の位置についてお話ししていきます。


この記事でわかること

原因①腕の負担によるもの

原因②口から滑り落ちること



原因①腕の負担によるもの


ストレッチをする女性

フルートは他の管楽器と比べると比較的軽くて持ちやすい楽器になりますが、軽いからといってずっと持ち続けていると疲れが出てきます。


初心者さんは普段使わない筋肉を使ったり、持ち方そのものに慣れていないこともあったりと、特に疲れを感じやすいのではないでしょうか。


いくら正しい姿勢で構えて演奏していても、だんだん腕が下がって、唇とフルートの角度が変わってしまいます。


これは演奏に慣れている方でも目にすることが多く、なおかつその事に気づいていない方も多いです。


唇の角度はそのままに、フルートの角度だけが下がってしまうと唇の接地面が減ってしまい、息を余分に捨ててしまうことになります。



☆解決策☆


・持ち方の見直し

一か所でも間違った持ち方をしていると、無自覚でもフルートを持つ指を腕や手首でカバーしようと働くため、それだけで腕や手首に負担が掛かります。

3点指示の確認や、指の置き方を確認しましょう。


・鏡などで客観的に楽器の角度を確認する

しっかり構えられている!と思っても、いざ自分の姿を客観的に確認するとあれ?と思った以上に楽器が下がっていることが多いです。

適切な高さまで上げて、吹きながらキープもできているかまで確認できると改善しやすいです◎



原因②口から滑り落ちること


滑り台

先ほど述べた腕や構え方に問題が無くても、口が滑ってしまうことは演奏中によくあることです。


滑り落ちるといっても、完全に口から離れてしまったり、顎までずり下がってしまうわけではなく、ほんの数ミリの単位で口から下がってしまうお話です。


少しでも滑ることで、口と歌口の距離が離れてしまい、息が楽器に入る角度もずれて、音が出しづらくなってしまいます。


人間は生きていれば汗もかきますし、皮脂も分泌されます。


水分や油は密着している歌口を滑らせる原因になりますので、演奏中に気が付いたら位置がずれていることがあります。


また、汗をかいていなかったり、皮脂が出ていなくても滑る場合は、ファンデーションなどの化粧品に油が含まれているため、滑る原因になっていることもあります。



☆解決策☆

・下唇下の歌口が当たる肌を拭く

演奏前に拭いておくことで滑り対策ができますが、タオルなどで擦ってしまうと肌に負担が掛かるため、あぶら取り紙を使うことをオススメします。

また、演奏中は道具を使って拭くことは中々容易ではないため、間奏中や曲間で手でさっと拭くことで応急処置ができます。


・化粧品を見直す

ファンデーションを全くつけないのは厳しいと思いますので、薄めに塗る工夫や、皮脂を抑える効果のある下地(プライマー)を部分使いするひと手間で改善が狙えます。

または、皮脂が多い方はスキンケア用品も見直してみるのも効果的です。




ガラスの砂浜からの夕日

いかがでしたか?


フルート吹きであれば誰でも1度は経験したのではないでしょうか?


口元の角度や位置が安定することで、安定した音作りに繋がりますので、演奏中の音の出しづらさについて悩まれている方は是非お試しください♪

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ガラスパネル
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©️黒田フルート教室・ピアノ教室 
千葉県市川市相之川
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