銀色や金色に輝くキラキラしたフルート。
そんな楽器を手にしたら大切に長く使っていきたいのではないでしょうか?
せっかく手に入れたフルートが壊れてしまったり凹んでしまったら悲しいですよね…
思わぬ故障を避けるためにも、フルートをどうやって扱ってお手入れをすれば良いかチェックしていきましょう!
この記事でわかること
フルートはとても繊細な楽器 |
持ち方 |
組み立て方 |
置き方 |
片付け方 |
フルートはとても繊細な楽器
フルートには両手の指の数以上のキイがついていて、それら一つひとつを支えるのには長い芯金や針金が何本もついています。
また、キイは一つ押すといくつか連動して複数のキイが同時に動く箇所も多く存在します。
こういった細かい部品がいくつも重なって楽器の役割を果たしているため、些細なきっかけで簡単に故障につながってしまいます!
楽器を落とす、楽器をぶつける、物や服に楽器の部品を引っ掛ける、楽器を強く握る(特にキイの部分)などなど…これらが原因で壊れてしまったり、ケース越しでも十分壊れることはあり得ます。
また、壊れなかったとしても調整が狂うこともあるため、フルートはとても繊細なのです
持ち方
↑ フルートは胴部管の上部を持ちます。
↑✖️ キイや芯金がある部分を持ってしまうと壊れる原因に繋がってしまいます。
↑✖️ 頭部管部分のみを握ってフルートを持ってしまうと、頭部管から胴部管が抜け落ちてしまうことがあるため、そこを握るのは避けましょう。
↑✖️ 頭部管の上部はヘッドスクリューといい回る部品が付いており、回してしまうと中に入っているコルクや反射板が動いて調整が狂ってしまうため、この部分を持つことは避けましょう。
組み立て方
↑ 1 . ヘッドスクリューやキイ部分を避けながらケースからフルートを取り出します。
↑ 2. 頭部管と胴部管を持ちながら垂直に合わせ、左右に何度か捻りながら差し込みます。
この時、差し込む途中で引っかかりを感じたら、無理に入れずに一度抜きます。
小さな埃などが原因で管が入りづらくなっていたり、管同士が斜めに入っている可能性があるため、管を抜いて連結部分を拭き上げてから再度楽器を差し込みましょう。
↑3 . 次に胴部管と足部間を持ちながら頭部管と同様に左右に何度か捻りながら差し込みます。
置き方
↑ このようにキイを上にして平らで安定した場所に置きましょう。
↑ ✖️キイや芯金を下にしてしまうと故障の原因になります。
↑ ✖️何かの物の上に置くのも不安定なため避けましょう。
片付け方
フルートの組み立て方の反対を行います。
それぞれの部品を捻りながら抜き、優しくケースにしまいますが、この時ケースを平らな場所に置き、フルートをケースに入れる向きを間違えないように気をつけましょう。
ケースが閉まらない場合は、フルートが一部浮いた状態でしまわれていることがあるため、無理に閉じずに中身の状態を確認しましょう。
いかがでしたか?
扱い方がわかればフルートを壊さずに大切に使っていくことができます。
壊れたらまた直せばいいんでしょう?と簡単に思わず、愛着を持って向き合うことが大切ですので、ドキッとされた方も普段から大切に使っている方も、扱い方をしっかり頭に入れてフルートに接していただけると嬉しいです。
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