お腹を使って吹きましょうと言われている管楽器。
そんな中、お腹を使うためには腹筋を鍛えなきゃいけない!と言われたことはありませんか?
管楽器の演奏に使う「お腹」と、腹筋で鍛えられる「お腹」は果たして同じなのでしょうか?
今回はそんなお腹について迫っていきます。
この記事でわかること
管楽器演奏と腹筋の「お腹」の違い |
腹筋を鍛えることは必要? |
管楽器演奏と腹筋の「お腹」の違い
まず、管楽器演奏で使う所謂「お腹」とは、横隔膜を指しています。
横隔膜は、胸腔と腹部を隔てるように存在し、呼吸をするときに収縮し、胸郭を広げて肺が膨らみ、息を吸ったり吐いたりすることができるため、呼吸をするために必要なものと思っていてOKです。
対して、腹筋で鍛える時に使う「お腹」は、腹直筋や腹斜筋などといったお腹の表面の筋肉を指していて、管楽器演奏で使う「お腹」とは異なります。
横隔膜と腹筋は、位置も役割も異なるため、腹筋を鍛える筋トレを行っても横隔膜をセットで鍛えられることはありません。
腹筋を鍛えることは必要?
腹筋は、音を出すためではなく、健康維持や良い姿勢を作る土台、基礎代謝を上げるために鍛えると良いでしょう。
ただ、管楽器演奏はお腹を膨らませて音を出すため、腹筋が割れてしまうほど鍛えてしまうと、ブレスの際に痛みが出たりといった声もあります。
適度なトレーニングを心がけることが大切です。
また、横隔膜を鍛える方法は、よくある筋トレ方法とは異なり、腹式呼吸をしたり、お腹を含ませたりへこませたりといった動作を繰り返すことで鍛えることができます。
つまり、呼吸も意識しながら演奏の練習を行えば、効率よくお腹も演奏も鍛えることができますね。
いかがでしたか?
腹筋を鍛える行為そのものは決して悪いものではなく、むしろ良いものですが、腹筋では演奏で使うお腹を鍛えることは難しいため、腹筋を鍛える際は健康維持などを目的にして行いましょう。
ちなみに私は筋トレは大の苦手です。
おそらく小学生のが余程しっかり筋肉がついているのではないでしょうか…?
演奏のブレスは運動不足の人でもできますが、だからといって運動不足を放置して良い理由にはなりませんね…(笑)
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